やっぱりかぁ～。だよねぇ

月曜日に、飽きる程釣れた鰆の幼魚『サゴシ/サゴラ』でしたが、この数日の荒れ模様の中、あっさり小浜を見切ってどっかへ消えていったようです。居残り組と戦うことになりそうなサワラ・ブレードゲーム便。これは今後も苦労しそう。また、昨年暮れには、このサワラまでもが国際自然保護連合による『準絶滅危惧種』に指定されており、場合によってはクロマグロのように保護の対象とし漁獲制限がはいる【可能性】が示唆されているようです。リリースしても良い状況下であれば小型のサゴシはリリースしてあげて下さいね。

さて、この日のブレード便ですが、昼からの爆風に備え、OnlyOneでは珍しい早朝から動くことに。まだ、ようやく手元が見える時間から準備し6：30には出港。少数精鋭のお客さんに、4日ぶりのサワラと対峙して頂きます。海は、予報通りの波静かな海。時折、昨日までのウネリは入ってくるものの、凪状態。風も落ち着いており、海況としてはマズマズ。ポイントまでは、さほどの距離は無いので少し朝の小浜湾内を遊覧して頂く。朝早いのは苦手ですが、朝焼けの海を１隻静かに走っているのは、実に気持ち良いもんです。

さて、30分も走れば、ポイント到着です。この日は船団も無く、どこにサワラが居るのか？状態で探す所からスタート。開始から暫くは反応がありません。魚探御画面は、真っ青です。少し流しては西へ東へを繰り返してると、ポツンと小さな反応が出たので、すぐルアーをキャストして頂きます。数回のキャストを繰り返していると『船長！キタキタ！良く引くわぁ』と嬉しい声が。タモを用意してランディングの準備に入る頃、もう１名にも連続Hit。いきなりのW-Hitです。少し緩めの設定だったドラグが、気持ちい音を静かな海に響かせます。しかも２人で。これには私もテンションが上がります。

1本目を掬って、すぐ次へｗ忙しい船上は、船長の仕事してるなぁと実感できます。しかも今日のサワラは幅もあって旨そうな良型です。それがＷなので、いやでも期待が高まります。。。。。が、そこは、簡単にはいきませんね。この連打のあと、魚を探して東奔西走が繰り返されます。１本目の感動が薄れていく中、私の焦りも少しずつ膨らんできます。１本目が釣れてから、1時間以上経ったのでしょうか。ほんと小さな【点】のような反応を見つけたので、慌てて船を止めます。すると『よっしゃ！』の掛け声とともに、竿が綺麗に曲がっています。さらに、もう１人の方の竿も！またもやＷ-Hitです。今回も、ドラグ音が気持ちいい。しかも船べり反転からの猛ダッシュに耐える姿なんかは、fightしてるなぁと見てる方も楽しめます。もちろん本人さんもドキドキだと思います。何とかダッシュを耐えきり、先に上がったのが

海面で見た姿に思わず『デカっ』と言ってしまいました。小浜では。ですよｗしかも体高も良く良く肥えた良型です。良く引く個体でしたね。そして、そうこうしてるともう１人のお客さんの魚も揚がってきます

こちらも、良型の個体。今日は釣れると良型が出ます。決して良い日では無いですが、殺気なくお話ししながらのんびりとしたスタイルが良かったのかもしれませんねｗ

そして、１本目と同じく２本目の後も続かないのがこの日。やはり魚探感度通り、ポツンポツンと点在する魚を迎え撃つスタイルのようで、群れてないのが解ります。ですので、いつ来るかわからない緊張状態で必死にリールを巻き続けるのは非常に大変。２本目の後、いよいよ風が西から強く吹き始め、沖は白波。湾口は波っ気を帯びてきました。時間にしてもそろそろって所で、トモのお客さんに待望の３本目が！

２本目までよりは少し小ぶりでしたが、これも体高あって良い魚です。３本ともサワラ・サゴラサイズでしたね。この１本を最後に、沖から黒い雲が迫ってきていたこともあって、納竿としました。今日は、難しい釣りでしたが、価値ある１本が釣れホッとしてます。お客様は満足とはいかなかったと思いますが、是非、リベンジや多魚種のチャレンジしに、遊びに来てくださいね。本日は、大変慌ただしい中、お疲れ様でした。次回のご予約を楽しみにしております。４人揃って騒ぎましょうｗ私も交ざって騒ぎますのでｗ