凪の日は嬉しいけど、ねぇ~
ほんと、土日周期から抜けれない日本海の気象。9月最終週から始まったこの『悪周期』は10月を通り越して11月も終わらない。さらに12月最初の土日もダメっぽいときた。毎日、頭を抱える毎日が続いており、配送アルバイト先は『シフト入ってくれるから助かるわぁ』と。もう皮肉にしか聞こえてこないメンタル状態ですぞw
で、そんな凪が貴重な日本海ですが、22日、23日は奇跡の凪予報って事で、前回の調査便で2人で撃沈こいてしまった友人先輩船長の高田船長
と、第2回の調査釣行をしてきました。前回は、お互い本命0匹でしたが、魚種で負けてしまい私はリベンジ。高田船長は甘鯛リベンジとお互いが朝からテンション高い状態でスタート。この日は朝から波なし、風はそよそよと絶好の釣り日和でした。お客さんご予約あれば、間違いなく気持ちの良い日でしたが。。。残念。
まぁ、絶好の釣り日和=釣り人は開放的=潮なし&風なし=魚釣れないw って事なんですよね。
この日は、高田船長がジギングで甘鯛狙い。私はタイラバで甘鯛狙いです。
午前中は、まだ風もソヨソヨ吹いてたんですが、肝心要の『レンコ鯛』が釣れない・・・。あんだけいた魚が全くです。あちこちポイント探して、流れない海をトロトロ流し、クルクル船は回りながら探ってようやくです
イトヨリ(小)が釣れて、カイワリが乱舞し始めましたw私もタイラバサビキをよく使いますが、全てがカイワリで3連なんて初めてですwこれは嬉しいお土産になりました。この秋は、カイワリが良く釣れます。極小~特大まで様々です。でもこの魚、スズキ目アジ科カイワリ属なんですが『美味』なんです!
余談なんですが、シマアジに勝るとも劣らずな味の魚です。皆さん、あまり持って帰られないので、私が毎回持って帰るんですが、刺身/塩焼きは絶品です。1度食べたお客さんは必ず持って帰られます。調べによると、25㎝位が平均サイズなので、先日の巨大カイワリは、本当にカイワリだったのか?と思ってしまいます。
カイワリ属としては、背鰭/臀鰭(しりびれ)の軟条(細長く伸びた/鰭長と言われるような形)は伸びないので、写真の個体も間違いない。産卵期も9月~11月で、水温の下がり具合としては最終期の11月よりは高いので婚姻色だと思われるが。臀鰭の縁取りに白線など。似た魚にナンヨウカイワリ/オキアジも居てるが、ナンヨウカイワリはカスミアジ系の魚で背鰭/臀鰭が鰭長になる。オキアジは口が上向き。カイワリは正面もしくは、やや下向き。ヒラアジは、もっと流線っぽく細長い。やはり同定上では『カイワリ』で間違いない。もしかしたら『カイワリ』の記録魚だったかもw
すいません。アジ科の魚バカが発動してしまい、一気に書いてしまいました。雑学と知識は紙一重ですね。反省。。。
さて、カイワリ乱舞もあり、イトヨリも釣れたら、この場所には本命の気配がプンプンです。
やはり甘鯛は日の高い時に良く釣れる印象が強いですね。でも、荒れっぱなしの小浜ですから、底潮も濁ってる予想でしたので、今回はネクタイもグローで攻めてみました。そこがハマったのでしょうか。リベンジの1本。
悔しがる高田船長を横目に、2本目頑張っていると
高田船長の竿が絞られます。アタリからアワセまでしっかり見てしまいました。真鯛と確信するのも早かったです。ジグで真鯛釣るの正直カッコいいです。悔しいですが・・・上がってきたのは60㎝Overの綺麗な真鯛。色も薄いピンクでほんと美しい魚体でした。しかも!お持ちいただいてたクーラーBoxにシンデレラフィットとはw
この後、少し深場に移動し、ようやくレンコ鯛の顔も見れました。カイワリは極小でしたがwでもレンコが居てカイワリが釣れてイトヨリが釣れると
いるんですよね~甘鯛w本日2本目。まぐれの1本ではなく、きっちり2本。これで、勝負ありw
サイズこそ真鯛に軍配でしたが、魚種10種・甘鯛2本と何とか逃げ切りに成功し前回の雪辱を果たすとともに、リベンジも成功し私にとっては良い日となりましたよ。ま、なにはともあれ船上の即席ヤキソバが一番のご褒美だった事は間違いありませんがw
11月も終わりが近づき、いよいよ師走です。悪周期の呪縛から逃れる12月になるのでしょうか・・・。先が思いやられます。
ご予約頂く皆様には、お気持ちをお察し致す天候ばかりですが、どうぞ諦めることなくchanceとあらばご予約いただけます様、宜しくお願い致します。出船できれば、まだまだchanceありますからね。一緒に頑張りましょう!
高田船長!今回も調査にご同行頂き、大変感謝致します。是非、3度目の正直しに調査行きましょうね。