タイミングの話

って、いつもの話やなぁ

ようやく最悪の周期を脱したのかと思ってたら、ヤッパリ出れない日が続出。ご予約のお電話頂けるのにお応えできない状態に憤慨するも相手は自然ですからねぇ。もっか配達業務に邁進している今日この頃です。はい。

で、今回は何もお見せする物もありませんが、最近お問い合わせ頂く事が多い『OnlyOne₋style』について、お話ししようかと思います。

『OnlyOne₋styleってナニ？』が、そもそもだと思いますが、私が勝手に名付けたOnlyOne独自の釣法だと思います。他の遊漁船やアングラーさんもやってる方は、居てると思いますが。小浜では珍しい釣法だとご理解下さい。

昨年の開業以来、少しづつ温めてきたOnlyOne₋styleですが、そもそものお話で『何でもアリの自由な船』がベースであり揺るがない根幹です。釣行スタイルはご予約頂くお客様と相談致しておりますが、結局のところ海に出てしまったら『何でもアリ』なんですよね。ルアー・エサなんでもです。自由な船である以上『魚釣りを楽しんで頂きたい』のが私の思いなので、Googleの口コミ欄にも記載されているレビューですが『ソレだけを追いかける釣り人には不向き(言い回しは違いますが)』とあります。核心を突くレビューです。私も先代船長の時代はお客さんとして乗船していましたが、先代は『イカならイカ釣りだけ』『ジギングならジギングだけ』のスタイルでした。もちろんソレが楽しみで来てますから、ボウズだろうが大漁だろうが良かったんですけどね。でも、私の代になって考えたのは『せっかくお金払って来てくれたのに、魚釣りを楽しめてるのかな？』と言う『魚釣り』そのものに対する価値観でした。もちろん前段でもお話ししたようにアングラ―それぞれの価値観ですから、ボウズでも楽しかったと思う方、それこそ船に乗って大海原に出て癒しを感じられる方などそれぞれです。でも、その全てが『魚釣りをする』が大分類にあってそれぞれのパートに分かれた所が個々の釣法だと思います。なのでボウズであろうと大漁であろうと主の『魚釣り』をまじめに取り組むならどんな釣法でも良いから自らが楽しめる釣り方で魚釣りを楽しんで欲しいのです。自作の仕掛けや考案の釣技を試す機会とするのも良いと思います。なので【なんでもあり。ＮＧほぼなし】となるわけです。

では実際のOnlyOne₋styleについてですが、前段でOnlyOne₋styleとは？を読むのも面倒な程に、つらつらと書きました。で、現在行っているのが

①ルアーマンとエサ師の同船

②セオリーガン無視のタイラバ/アマラバ

③マイカとアジのセット釣り

この上記３点が、OnlyOne₋styleとして他船では行っていないプランや釣法になります。

【①ルアーマンとエサ師の同船】

本来、ルアー船といえば、疑似餌(ルアー)を用いた釣法のみで構成される釣り船です。エサ師が同船する事は無かったと思います。

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それは、多発する仕掛け絡み等で釣りにならないからですし、撒き餌するからルアーで釣れないなど言われていました。でも私もエサ釣り大好きなので考えた先が『撒き餌せずに刺し餌のみで、仕掛けを短くしても釣れるのか』でした。

実は釣れるんです。しかもルアーの方もちゃんと釣れました。

同じように、両釣法が同船する中でも考えて工夫する事で両立する事はできます。アオハタをオキアミで釣ったこの仕掛けは船長考案の仕掛けですが、誰でも作れますし長持ちします。コスパ最強です。作り方は次回にでもご紹介しようと思います。この仕掛けを考案したきっかけは、エサ師が同船できるようにするには？から始まり、タイラバで甘鯛が釣れた事で、形になりました。考え方としては『タイラバヘッドから針までの距離』です。たった数㎝のユニットで甘鯛が釣れるんです。だったら、天秤に甘鯛市販仕掛けのような2ｍ～3ｍもあるような仕掛けを使わなくても釣れるやん！って思ったのが形になりました。

天秤から針まで10㎝程ですよ。少し浮かせばレンコ鯛も鰺もカイワリも釣れます。このように結果が伴えば、疑う余地もなく受け入れて頂けるんですよね。もちろんタイラバのトレーラーワームの代わりにエサの代用もアリです。ここは『魚釣りを純粋に楽しむ』か『釣法を純粋に楽しむか』の差だと思いますが、プロセス上で細分化された釣法ですがゴールは一緒なんです。今回なら『甘鯛が釣れた』『甘鯛を釣った』です。アングラ―はこの『が』と『を』がすごく大事なことも知ってます。初心者の方に解りやすく言うと『いろんな魚を狙ってら甘鯛が釣れた』のと『タイラバ(釣法)で狙って甘鯛を釣った』です。エサを使って多魚種が釣れる中で甘鯛が釣れてくれた『他力』的な所と甘鯛狙いでタイラバヘッドを何回も何回も落としなおして喰わせた(自力)の違いなのです。でもタイラバでも甘鯛以外も釣れます。エサで釣れてくる魚も釣れます。なのでアングラーの拘りが言葉に現れるだけで、結果は『手元に欲しかった甘鯛が居てる』って事なんです。ここに棲み分けの必要を感じていないのでOnlyOne₋styleでは何でもアリって表記になるんです。

だらだらと、勝手な事を書きまくりましたが、しゃべるのと書くのは違いますね。熱量が違いますし読み手の理解で変わってしまいますね。なので、OnlyOne₋styleが気になる方は是非とも、当船に遊びに来ていただき体験・体感してみてください。面白くないかもしれません。逆に新境地でハマってしまうかもしれません。これを読んで頂いているアングラーさんが、どちら側の人なのかにもよりますが気になって頂いたなら幸いです。

次回は②のセオリーガン無視のタイラバ/アマラバについて気が向いたら書きますね((笑))