やっべぇ~~~●ぬかと思ったわ

いやぁ。海の天気は・・・とくに秋の空は・・・『女心と秋の空』と申します通り、瞬間瞬間の移り変わりが非常に激しい季節でもあります。

最近は、自分の船のロープ解いて、出港する気力もなく、なんなら『誰かに乗せてもらうほうが楽じゃん!』なんて思ってしまう。

これではいけない!と27日に行ってきました。タイラバです。

当日の予報は、3m~5m/sの南西風で波高0.4~0.6mとべた凪予報。出船して、湾の出口付近から異変に気付くも気付かぬふり・・・。

ポイント到着。やはり海況変化が気になるが、とりあえずサクッと釣ってしまおうと奮戦。レンコやESO(極細)がポロポロ釣れるものの、海況が良くない。実はこの時、朝から気になっていたのが、スタート時で南風5~6m/sで何故かウネリがキツイ。船は1ノット近く走るので、TG120gでは戦えない。160gで何とか200gでやっと。鉛は2回程底を取ったら150m以上ラインが出てる始末。予報と大きく違う状況に、違和感しかなくしかも西の空が黒く大きな塊に覆われ始める。時間は昼を回ったくらい。慌てて情報を拾うと12:25現在の今日が岬の風速13m/s・・・・

13m/sだと~~~~!

これはヤバい。ヤバすぎる。慌てて片付けて発進するも、黒の塊は霞んだ何かを引き連れて凄い速度でこちらに向かってくる。近くで操業していた僚船にも情報を出し、急いで避難やで!って話すも道半ばにして黒い塊と霞んだ何かに辺り一帯が覆われた。右舷後方からの追い波。しかも突風。お客さんは雨風を避けるために左舷中央へ避難する。と、船は一気に左舷へ傾く。しかも右舷からの追い波。そして右舷からの風。全てが左に傾くように仕向けられてる。キャビン内の右舷側の棚にある荷物は総崩れ。全てが床に転がり落ちる。斜度で言うと何度だろう。体感(恐怖交じりなので大袈裟です)でいうと30度~40度近くあったように感じてしまう。しかも、僚船と何かあってはいけないと通信を繋ぎっぱなしにしてた時に『お前の船、波くらって腹見えたで』なんて言うもんだから、よけいと恐怖に。でも大事なお客さんとその命を預かっているので私が恐怖していてはダメと、タイミングをみて、お客さんを中央後ろにある客間に無理して入って頂き、何とか船の均衡は保てた。が依然、強い北西風+高波に襲われ続けながら、何とか帰港しましたとさ。

荒れた日に出ることは、自ら行うことではないので体験することが少ない故に、海上で急変した海況に対応できる操船スキルは必須。わーわー!きゃー!きゃー!言いながらでも今回、無事に帰港出来た事で荒天時の気の持ち方や操船、乗客の誘導迄完結しないと危ないことが解った今回の釣行でした。

11月は10月より落ち着いてる日が多いような気がしますが、海水温が高い=秋台風?まさかの冬台風?なんかも警戒ですね。

日本海は、これから海の中が秋めいてきます。海上は寒いですが、魚達は元気いっぱいですよ。使ってない有給がある方、寒いから行かないなんて思ってる方、予約した日が必ず悪天候に見舞われる方、どんな方にも必ずchanceはありますので、是非、よい機会にご予約のご連絡を頂けます様、宜しくお願い致します。

では、釣果報告です

また、やってしまいました。まずまずの真鯛です。

①タイラバロッド(tailwalk)/ベイト(紅牙100XH)/PE0.8号300m/リーダー3号2ヒロ/ヘッド TG160g/スカート シラスオレンジ(ショートカーリー)

やはり、シラスオレンジの釣果がヤバい。他のも試すんですが、何故かシラスオレンジに出会ってから真鯛は殆どコレ。

皆さん。体調不良に悩まされながらもシイラやレンコ、甘鯛も。荒れる前は、やはり釣れるんでしょうかね。

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